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迫る2024年問題【運送業界編】

皆さんこんにちは!山村組NEWS事務局です。
冬の準備は終わりましたか??
一気に寒くなったので今年の紅葉が心配デス・・・。

さて前回2024年問題に関する話をしましたが、本日はその続きということで
「運送業界」の部分にスポットを当てたいと思います!

弊社も運送業を営む企業ですので業界的なお話も交えながら見ていこうかな
と思いますのでよろしくお願いします!

運送業界の2024年問題とは

今毎日のように「2024年問題」が話題に上がりますよね!ニュース等々を見ていても
何か表面的な部分しか取り上げないぁ・・・って思ってしまうので、
改めて2024年問題についてしっかり向き合ってみたいと思います!

2024年問題そもそも何が問題??

2024年問題に関するニュース何かをメディア等で見ていると、いつも
「働き方改革法による5年間の猶予が終わり、自動車運転手の時間外労働に対して
年間960時間の上限が設けられることになります」という部分がクローズアップされます!

これってそんなに問題なのでしょうか??運転手の方の労働時間が減ることは良いことですよね!
もともと運転手は高給激務のハイリスクハイリターン的な職業だったのですが、
規制緩和で日本中にたくさんの運送会社が出来たことで、運賃の値引き合戦が始まってしまい、
業務は大変なままなのに利益率はどんどん低下していくという悪循環が生まれました。

利益が無いから給料もどんどん下がっていき、現在では一般職より長時間労働だけど、
一般職より給料が低いという立ち位置です。(当然どこの会社も運転手不足です・・・)
日々頑張る運転手の方に対して、ようやく時間外労働の上限規制がついたのですが
蓋を開けたら年間960時間・・・単純計算で月々80時間となっています・・。
(あれ?確か月80時間の時間外労働って過労死ラインでしたよね・・・?)

数字的にはまだまだ時間外労働の上限に余裕があるなぁって感じた方も
いるかもしれませんが、運送会社にとってはけっこうな大問題・・・。
そして働き方改革の主役でもある運転手の方にとっても大問題・・・。
どういうことなのか少しづつ紐解いてみましょう!

月々の出勤日数が22日と仮定して月に80時間までということは
単純計算で1日に出来る残業は約3.6時間ですね!
これを踏まえた上で、運転手の方の労働時間について見ていきます。

運転手は拘束時間で計算?改善基準告示とは・・?

運転手の方は一般の会社勤めの方と働き方が異なり、事故や悪天候による道路状況の
変化など、自分の意思とは無関係なところで労働時間が長時間になりがちです。
また「荷主」と呼ばれるお客様の下で、長時間による待機などもよく起こるので、
一般の方のように「実働時間」を基に算出する「労働時間」で管理するのでなく、
「出勤してから退勤するまでの時間」を基に算出する「拘束時間」で管理します!
(例えば実働8時間の場合、途中に1時間休憩があるので「拘束時間9時間」となります)

こういった拘束時間に関するルールだったり、ノンストップで運転できる時間などを
ルール化したものが「改善基準告示」と呼ばれるものとなります!
(分かりやすく言うと労働基準法~運転手専用Ver~みたいな感じですかね・・)
※改善基準告示には運転手に関する労務ルールが細かく設定されていますが
今回の話に関わってこない部分に関しては全て割愛させていただきます

会社等で勤務する一般の労働者が時間外労働の上限があるように、運転手の方にも
「1か月間の拘束時間の上限」があります!(これが無いと無限労働地獄になりますので・・・)

※少し数字を使っていくのですが、単純計算で算出させていただきますのでご理解ください。

現在の拘束時間は?2024年問題はやっぱり厳しい??

運転手は拘束時間が大事ということを踏まえて、今の上限について見てみましょう!

2023年現在の拘束上限は月々293時間となっています。

出勤日数を22日とするなら・・・1日当たり約13時間の拘束が可能です。
休憩時間が1時間ありますので、単純な労働時間としては12時間となります!
1日4時間は残業しても問題ないということなので、一般労働者の中でも仕事を
たくさん抱えている人からすると羨ましく見えるかもしれませんね・・。
(現実は決して羨ましくありませんが・・・)

労使協定を結ぶと、条件付きで293時間以上の拘束が可能なのですが、
年間の上限は293時間×12カ月なので年間拘束上限は3516時間となります!

労働時間に直すと3255時間となり、特別条項を結んだ際の一般の労働者の
上限が2805時間となるので、400時間以上多く働ける計算にはなりますね。
これだけ聞くと余裕があるように思えるのかもしれませんが、いざ運転手の仕事をしてみると
全然労働時間に余裕が無いんですよね・・・苦笑
特に長距離運転手の方の場合は労働時間というか、むしろ運転時間だけで8時間を超えて
しまうことも多々あります・・・。
こんな感じで運転手さんは長時間労働になりがちなのですが・・・来年からは
この拘束時間がさらに短くなっていきます・・・。

決まったこととしては・・・

月間293時間の拘束上限が284時間に!

年間3516時間の拘束上限が3300時間に!!

(※別途労使協定を結ぶことで数字が変わりますが、今回は省略いたします。)

これけっこうトラップなんですよね~・・。
293-284=9なので12カ月で108時間減らせばいいのかなって一瞬思っちゃうのですが
284時間×12カ月って3408時間なので、月々の上限拘束をただ守っているだけだと
改善基準告示に違反することになってしまいます・・・。

結局、(3516-3300)÷12=18ということで1か月当たり18時間ほど拘束時間を削減しないと
2024年問題には対処できないという計算になってしまいます・・・。
「いや~しんどい・・・笑・・・もう笑うしかない・・・。」
と思っている運送会社って多いと思います。
でもそれは運転手の方も同じで「収入が・・・」という危機感を持っていると思います。
というのは・・運転手の方って基本的に基本給が安くて手当が充実している給与形態の
企業が多いので、時間外労働が出来なくなったり、運行手当が少なくなったりする
可能性は大きいですね・・・。(また運転手の成り手が減少へ・・・)

2024年問題のことって、けっこう毎日のように取り上げているのですが、
最近は宅急便関係のNEWSが目立ちますよね!(派遣切り的なNEWSですが・・・)
でも本当に2024年問題で苦しくなるのは大型トラックやトレーラーの人々なんですよ!
拘束時間の関係で1回の運行で行ける距離がどうしても短くなってしまいます・・・。
「朝採れたての○○」って耳にしたことがあると思いますが、来年からはこういったものが
手に入りにくくなってしまうかもしれませんね・・・。

現在、鉄道輸送や航空輸送の在り方を見直しているところなので、これがスムーズに
進化していくと良いのですが・・・。
(自動運転の本格化はまだまだ先になりそうですからね)

なかなか運転手の成り手がいない中で、みなさんにお願いしたいのは

「トラック運転手に少しだけ優しさを・・」

ということです。

高速道路なんかを走っていて、自分の前にトラックがいたりすると
「遅いなぁ・・もっと早く行かないかなぁ・・」と思った経験ってないですか??
トラック、、特に大型は事故防止のために速度制限装置がついているのです・・。

そのため例えば120km制限の新東名高速等でも95kmが限界だったりします。
大きい車体なのに早く走らないから不満に思うこともあるかもしれませんが、
事故防止のためであることを認識していただけると嬉しいです。
あわよくば「日本の物流のために頑張っている」と応援していただけると
もっと嬉しいです!
2024年問題って暗い感じのニュースになってるのですが、まずは運転手の方の
過酷な労働条件の改善されることが大きなメリットです。
物に流れに関しても様々な会社がしっかり協力することで、上手く回る世の中に
必ずなると思いますので、最初は不便さを感じる時があるかもしれませんが
改善のために少し時間をいただけると一運送会社としては嬉しい限りです。

どうぞよろしくお願いします<(_ _)>

さて、もうすぐハロウィンですね!4年ぶり(でしたっけ?)のマスクなしOKの
ハロウィンということでいつも以上に楽しくなると良いですよね♪
(騒ぎ過ぎは迷惑ですのでほどほどに・・・)
久しぶりにパーティーやろうかなぁ・・と思ったところでまた次回!

山村組NEWS事務局でした!!
(インフルエンザが流行ってます!お気を付けください。)

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